夏かぜ
お茶だけですか??
今年も夏カゼのシーズンがやってきました。
夏カゼは、“急な高熱とのどの痛み”を主体とするカゼです(咳、鼻みずは比較的少ない傾向にあります)。
水分や食事が取れている間はよいのですが、取れなくなると急激に元気がなくなり、重症化しやすいのが特徴です。
ですから“水分と食事を取ること”は、クスリをのむ以上に大切なことです。
でも、最近不思議なことを耳にしました。
お母様たちのなかで“お茶は体に良いから“といって、お茶だけ取らせている方がおられます。
「きっとちょっとした勘違いをされているのかな?」と私は思っております。
お茶は生活習慣病予防に効果があるということから体に良いと言われていますが、体が衰弱しているときには何の効果もありません。
ですので、昭和の時代には、“梅干しやバナナ”と“お茶”をセットにして取らせるようにしていました。
そして驚くことに、このセットの塩分量や糖分量はおよそイオン飲料と同じ成分になるのです。昔からの知恵というのは今の社会にもキチンと生きているのですね。
ですから、夏カゼの時、お茶をあげている方は梅干しやバナナも添えて、もし梅干しやバナナがダメなら“イオン飲料”を取るようにしましょう。